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図研ベテランSEによる
知って得する機能解説 -共通編-
2008.10.30
続いて、カスタマイズの手順です。
CADファイルマネージャに、新たにツールボックスアイコンやアクションメニューを追加する為には、次の手順でリソースファイル(CADファイルマネージャツールリソース)の編集を行います。
■CADファイルマネージャツールリソースの格納先
- 編集対象のリソースファイルは、以下のPATHに格納されておりますので、コピーしてご利用ください。
- ◇ $ZLOCALROOT/zsys/info/jpn(eng)/zfmcustm.rsc
■ツールボックスアイコン、アクションメニューの追加手順
①ファイルマネージャに追加したいツール(コマンド)の実行方法を定義する
まず、追加したいツールの実行方法について、定義します。
ここでは、【ツール名】や【ツール表示名】、【コマンドライン】、【ターミナル使用有無】、【プログラム終了を待つか否か】を決める必要があります。
●編集例:自前のバッチツールを定義する場合
Tool {
(“HPGL2” “HPGL2変換” Shell “V:HPGL2_OUT.bat
$data_file_path
” NoQuery NoWindow Wait)
}
青字の
$data_file_path
には、CADファイルマネージャ上で選択中のファイルやフォルダのPATHが代入されます。
②定義したツール(コマンド)を、ツールボックスまたは、アクションメニューに追加する
手順①で定義したツール(コマンド)を、ツールアイコンやアクションメニューに追加します。
ここでは、【ツールアイコンとして表示するビットマップファイルパス】と、【ツール起動ボタン、メニューが有効になるデータタイプ】を指定します。
●(編集例:回路図ディレクトリ、シートファイルに有効なツールアイコンを追加する場合)
ToolBox*
shtdata
{
("HPGL2" "$CR5ROOT/zds/pix/32x32/fileHPGL2.bmp" "cdirectory|shtfile")
}
●(編集例:回路図ディレクトリ、シートファイルに有効なアクションメニューを追加する場合)
FileAction*
shtdata
{
("cdirectory" “HPGL2")
("shtfile" “HPGL2")
}
※赤字の“
shtdata
”は、CADファイルマネージャ上でのフィルタ種類(下図参照)を示しています。今回の設定例では、フィルタを”回路設計データ”としている場合に、追加したツールが現れる様にしています。
※ちなみに、このリソースファイル(CADファイルマネージャツールリソース)を編集する事で、Components Managerの任意コマンドに、ツールを追加する事もできます。
■備考
CADファイルマネージャツールリソースの詳細については、以下のドキュメントに記載されております。
「スタート」 - 「プログラム」 - 「CR-5000 Board Designer」 - 「ドキュメント」-「オンラインヘルプ」 - 「リソースファイル」