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ダンピング抵抗の有効活用とは?





放射ノイズ(電磁波ノイズ)のエネルギー源は電流です。ダンピング抵抗を取り付けることによって電流の急激な変化を低減できるので、それに伴って放射ノイズレベルも抑制することが可能です。また、電流エネルギーを低減させる手法として、フェライトビーズなどもありますので、各々、取り付ける信号ラインの電気的特性を含めて検討して下さい。

それから、電流レベルが大きいラインだけでなく、立ち上がり/立下り時間の早い信号ラインも高調波ノイズを放射しやすいので、ダンピング抵抗を取り付けることで、製品動作に支障がない範囲で波形を鈍らせ、高調波ノイズを低減させる方法があります。

ただし、やみくもにダンピング抵抗を付ければよい、という訳でもありません。インピーダンス整合や回路動作への影響もきちんと踏まえた上での取り付けが必要です。