Club-Zコラム第25回

印刷用表示 | テキストサイズ 小 | 中 | 大 |


clubZ_info_renewal.jpg

| HOME | コラム | グローバル化は設計・製造の仕組みを見直すチャンス | 第25回 | P3 |

更新日 2016-01-20 | 作成日 2007-12-03

コラム


グローバル化は設計・製造の仕組みを見直すチャンス

【第25回】品質特性はシステム要件のカギ

株式会社RDPi  代表取締役 石橋 良造

2009.09.30

さて、システム設計の一つであるシステムエンジニアリングのインプットであるシステム要件が決まりました。次にすることは、システムエンジニアリングを行って各サブシステムの要件を明確にすることです。具体的には、一つひとつの要件に対してシステムの振る舞いを考えることと、それと並行して、システムとしてどのようなサブシステム(ブロック)が必要なのか考えることです。システムエンジニアリングにより次のことが明確になります。

  • システム内部の要素とその役割
  • システム内部の要素間の関係
  • システム要件に対するシステム内部の振る舞い
  • システム内部要素の要件(FURPS+)


長くなりましたので、このステップについては次回紹介したいと思います。

システム設計のスタートは、顧客からの言葉を FURPS+ のような考え方を使って機能以外の品質特性も含めてシステム要件として整理することです。くれぐれも、顧客や企画部門から与えられた要求だけをシステム要件としたり、機能以外の品質特性について考慮しないままにシステム要件としたりすることがないように注意してください。

では、次回もお楽しみに。


【今回の記事はいかがでしたか?】

大変参考になった
参考になった
あまり参考にならなかった
参考にならなかった

今回の記事について詳細なご説明をご希望の方は、Club-Z編集局(clubZ_info@zuken.co.jp)までご連絡下さい。