SI対策部品編

印刷用表示 | テキストサイズ 小 | 中 | 大 |


clubZ_info_renewal.jpg

| HOME | SIナレッジ | SI対策部品編 | コラム6 |

更新日 2016-01-20 | 作成日 2007-12-03

SIシミュレーションナレッジ


コラム6<ダンピング抵抗の効果>

2009.06.23


ダンピング抵抗はドライバーのインピーダンスと伝送線路の特性インピーダンスZ0を整合させる為に用いられるSI対策部品です。
ドライバーのインピーダンスが伝送線路の特性インピーダンスより低い場合、オーバーシュートが発生し回路誤動作につながるため、オーバーシュートを抑制する目的でダンピング抵抗が使用されます。

re_6_1.JPG

上図のように、ダンピング抵抗はインピーダンスを整合させる為に入れられていますので、配置に注意しなければなりません。
以下はダンピング抵抗を①ドライバー寄り、②ドライバーとレシーバーの中間、③レシーバー寄りに配置させた場合の波形の変化を示した図です。レシーバー寄りに配置してしまうと、オーバーシュートは抑制できません。

re_6_2.JPG


このようにダンピング抵抗はドライバーに寄せて配置することで、より高いオーバーシュート抑制効果が得られます。

【このコラムはいかがでしたか?】

役に立った
役に立たなかった

今回の記事について詳細なご説明をご希望の方は、Club-Z編集局(clubZ_info@zuken.co.jp)までご連絡下さい。