設計者にも知ってほしい。マイクロ波の基礎知識
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アンテナのはてな?
マイクロウェーブファクトリー株式会社
2014.10.30
■アンテナいろいろ
例えば、ラジオなど遠距離通信用に使われているダイポールアンテナの仕様と用途をみてみましょう。
① ダイポールアンテナ
周波数：2.4GHz（単一周波数） ※周波数は任意に設計できます
利得：約2dBi
偏波：直線偏波
指向性：E面無指向、H面8の字 ※下図参照
使用用途：計測用、ラジオ等
（計測用途としては基準器に利用されることがあります。例えば、ある空間の電波を測定する際に“ものさし”と定義して比較用に用いられます。）
次に、こちらは広帯域アンテナの代表格になりますが、環境電磁波の監視用で使われるアンテナ、ログペリオディックアンテナを紹介します。
このアンテナは、広帯域の周波数に対応しているため、空間（環境）における電波の送信状況を把握しやすいという特長があります。
② ログペリオディックアンテナ
周波数範囲：80MHz～1GHz（広帯域）
利得：5～10dBi程度
偏波：直線偏波
指向性：鋭い
使用用途：環境電磁波の監視、EMC試験等
次は遠距離の代表格である、パッチアンテナを紹介します。このアンテナは自動車や航空機のGPSに使用されています。
③ パッチアンテナ
周波数範囲：5.8GHz（単一周波数）※周波数は任意に設計できます
利得：10dBi程度
偏波：円偏波
使用用途：GPS（自動車・航空機・宇宙船等）、レーダー
近距離通信のアンテナとしては、Bluetoothや無線LANにはモノポールアンテナや逆Fアンテナなどが使われています。これらは送信アンテナと受信アンテナの位置に関係無く通信できることが必要とされているからです。さらに、これらのアンテナは小型化が容易でコストパフォーマンスに優れています。
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ここでは紹介しきれませんが、アンテナにはたくさんの種類があります。
弊社では2014年12月10日（水）～12日（金）にパシフィコ横浜で開催される、マイクロウェーブ展に多数のアンテナを出展していますので興味がある方は一度ブース（
A41）へお立ち寄りください。
【マイクロウェーブ展公式サイト】
http://apmc-mwe.org/mwe2014/
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