「ノイズ対策」から「EMC設計」へ
ノイズ対策は、設計初期段階からEMCを考慮して 設計することが理想であり、最も効率的と言えます。 なぜなら、設計構想段階であれば、 より多くのノイズ対策手法を盛込むことが可能で、 その選択肢の幅も広がるからです。
フローが進めば進むほど対策手法は限られていき、 有効なノイズ対策を製品に効率よく盛り込むことが難しくなっていくのです。
コストの面から見ても、設計構想段階のときに基本的な部品 (例えば、コンデンサ、インダクタンス素子)で構成すれば、 コストを抑えた設計が行えます。
フローが最終製品段階に近づけば近づくほど、 ノイズ対策手法が限られてしまうことから、 対処療法でEMC対策部品をどんどん追加し、 結果的に膨大な数のEMC部品がついた製品を市場に投入せざるを得なくなります。 これは、製品コストを上げてしまう問題をはらみます。
われわれは、対処療法的な「ノイズ対策」から、 より積極的にEMCを設計する「EMC設計」へ、 EMCを考慮した設計手法へ考え方を改める必要があると考えます。