シノプシスがHAPS(FPGAベースのプロトタイピング・ソリューション)用のPCB設計プラットフォームとして図研のCR-8000を選定

2015/09/02 配信

w320_6562008_zukenz0404synopsyshaps.jpg米国Synopsys, Inc.(以下、シノプシス)がFPGAベースのプロトタイピング・ソリューションであるHAPS®のPCB設計プラットフォームとしてCR-8000を選定したと、株式会社 図研(以下、図研)は発表しました。

シノプシスは、HAPSシステム用の複雑でクロック数の高いボードの設計を支援する最もパフォーマンスの良いPCB設計プラットフォームを求めていました。統合されスケーラブルなシノプシスのハード/ソフトFPGAベースのプロトタイピング・システムを駆使することにより、プレシリコン段階のソフトウェア開発、ハードとソフトの統合、IPとSoC設計のシステム検証の作業が加速されます。HAPSシステムは、SoCの開発を速め、デバイスの作り直しを回避するために、設計および検証チームで利用されます。

シノプシスのIP&プロトタイピング部門のマーケティング担当バイス・プレジデントであるJohn Koeter氏は今回の選定理由と用途について以下のように述べています。

「シノプシスの高性能なSoCプロトタイピング・システムを開発するためには、複雑なボード上で配線、シグナル・インテグリティとタイミング・マージンを取り扱うことのできるPCB設計環境を必要としています。図研のCR-8000は我々の要求をまさに満たしており、次世代のHAPSシステムにおいて高性能な部品を設計するために活用しています。」

図研のCR-8000は、プロダクト・セントリック・デザイン(製品全体を視野にいれた設計)の理念で開発された業界唯一の三次元でマルチ・ボードを取り扱える設計プラットフォームです。

また、図研の米国法人のCEOであるKent McLerothは今回のCR-8000の選定に関し以下のように感想を述べています。

「CR-8000の選択はシノプシスと図研の長年にわたる協調関係の結果であり、今後もこの関係が継続することを期待しています。シノプシスのHAPSシステムが求める複雑でサイズの大きいボードは、我々が次世代のボード設計プラットフォームとしてCR-8000を開発時にまさにターゲットとして想定していたものでした。」

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