株式会社図研（以下、図研）は、車載関連製品の世界的なリーディングサプライヤーの一つである独コンチネンタル社から、同社が使用している図研の「CR-5000 Board Designer」について”Automotive SPICE Level 2″の認証を受領いたしました。”Automotive SPICE”は自動車に搭載されるECU（電子制御ユニット）の品質改善を目的として欧州の自動車完成車メーカー各社が共同で策定した開発プロセスモデルです。今回コンチネンタル社が図研の「CR-5000 Board Designer」開発チームに実施した監査は同社が図研のツール開発チームに求める「管理されたプロセス」レベルかどうかをスコープとしたものであり「Level 2」は、その最上位の評価となります。
図研の｢CR-5000 Board Designer｣は図研のソフトウェア開発標準プロセスとソフトウェア品質管理標準プロセスに基づいて設計/開発/検査/リリースが行われており、この標準プロセスは、CR-5000シリーズ、CR-8000シリーズを含む図研の全てのEDA製品に適用されています。コンチネンタル社による厳格な審査を経ての”Automotive SPICE Level 2″の受領は、図研のEDA製品が車載関連メーカーにおける品質向上のためのプロセスモデル構築にとって重要な役割を果たす高品質なソフトウェアであることを示しています。
コンチネンタル社のHead of Software Quality ManagementであるAchim Hoenow氏は、「図研は、今回我々が監査した約80社の中のトップパフォーマーの1社でした。図研のようなソフトウェアベンダーがAutomotive SPICEにおいてこのレベルの評価を受けることはめったにありません。今回の結果は図研が、オートモーティブインダストリーのサプライチェーンにとって、強固で信頼できるパートナーであることを示しました。」と述べています。
コンチネンタル社による監査は、過去数年に渡って様々な領域における同社の主要なサプライヤーに対してなされた調査プログラムの一環として実施されたものです。自動車の電装化が進展する今日、世界中の車載関連サプライヤーでは、複雑化するその製品の品質、コスト、開発期間に悪影響を及ぼさないために、製品開発プロセスにおいてより高い品質のソフトウェア製品を必要としています。
図研はこれからもより高い品質のソフトウェア製品を車載関連メーカーに供給していくことにより、世界のオートモーティブインダストリーがより高品質な製品開発を実現することに貢献してまいります。
なお、コンチネンタル社の取組みについては、10月16日および17日に横浜ベイホテル東急で開催される「Zuken Innovation World 2014」で発表されます。
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株式会社図研 コーポレート・コミュニケーション室
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