☑半導体/電子部品の技術トレンド
TFT編
ジェイチップコンサルティング株式会社
2010.07.22
初回ということもありますので、まずは我々「ジェイチップコンサルティング株式会社」について簡単にご紹介させていただきたいと思います。
「ジェイチップコンサルティング株式会社」(J-Chip)は、日本のセットメーカ様における半導体・電子部品の「品質と調達最適化」を支援する会社です。
電機・精密業界をはじめとした製造業では、「コストダウンの行き詰まり」、「EOL、在庫問題」、「品質問題の多発、複雑化」など多くの課題を抱えています。これら課題に対し、「トラブル情報の共有」、「EOL対策期間確保の為の情報収集」、「コストダウンの為の見える化、集約、海外部品発掘」等々ざまざまな対策をとられていることと思います。
これら対策は大きく、「Core業務(評価・判断、部品種ではキーパーツ等)」と「NonCore業務(情報収集・調査、部品種では汎用部品)」とに分かれると考えます。
J-Chipはお客様の「NonCore業務」に対し、「J-Chipユーザ会(協業)」、「部品情報(JCCⅡ)」、「ソーシングエンジニアの技術力」を活かしてご支援いたします。
- J-Chipユーザ会:日本を代表する電機・精密メーカ様と一緒に「協業」を目指した活動をしています
- JCCⅡ(J-ChipCenterⅡ):ユーザ会のニーズに基づいて部品情報を調査・収集したデータベース
- ソーシングエンジニア:J-Chipの部品技術者(部品管理スペシャリスト、電機設計経験者、技術購買経験者等)
これら活動の一つであるJCCⅡによる情報提供、電子部品・半導体に関する業務代行(データメンテナンスや分析、海外部品発掘など)の中で、J-Chipは部品の技術トレンドを調査しています。
そこで今回、「Club-Z」の場を借りて「技術トレンド」の一部を皆さまにご紹介することになりました。皆さまの業務の一助になれば幸いです。
それでは第一回目は【TFT液晶】についてお話したいと思います。
下図は2010年5月時点での、TFTメーカー間の相関関係を纏めたものです。
台湾系はFoxconnを中心に統合を推進/拡大、韓国系のSAMSUNG、LGは政府支援のもと業績拡大、一方、日系メーカーは弱体化している様子が解ります。
日系メーカーとしても、海外メーカーとの更なる連携/提携を加速していくことが推測されます。
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2010年現在、TFT業界は躍進する台湾系企業/韓国系企業と、生き残りを賭ける日系企業との熾烈な競争と提携などにより勢力地図が目まぐるしく変貌しています。台湾系企業/韓国系企業は、国策として政府支援の下で成長を続けています。その中心は台湾系FOXCONNグループのCHIMEI INNOLUXと韓国系SAMSUNG/LG displayです。日系企業はこれらアジア勢力に対抗すべく独自技術/差別化テーマを開発提案する一方で、工場売却や委託生産を加速する事で事業継続を図っています。このTFT業界動向の継続ウオッチは、あらゆる業界に於いて重要なテーマであります。
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お問い合わせ先
ジェイチップコンサルティング株式会社 和田昌明
TEL:03-6427-4260
E-mail:
wada@j-chip.com
http://www.j-chip.com/