Club-Z機能解説：Lightning編

2012.08.30

■検証のフロー

①層情報の入力
　ホストCAD（Board Designer）上でプリント基板の層情報を入力します。(図.2)各層の層厚や抵抗率を設定します。これらの値は、配線パターンの直流抵抗値を計算するときに用いられます。

（図.2）層情報の入力

②電源電圧や、部品定数の設定
　電源ネット毎の電源電圧値や、電源ネットに挿入される抵抗などの部品定数は、基本的にはホストCADや、ライブラリから読み込まれます。値が無い場合は、Lightning PIA上で設定します。

③供給源の設定と消費先デバイスの消費電力の設定
　検証を行いたい電源ネット（例：+5.0V）に対して、電源の供給源がどのデバイスか、消費先のデバイスの消費電力はどれくらいかを設定します。消費先デバイスが複数ある場合や、供給源から消費先への接続間に抵抗やフィルターなどパッシブ部品が入る場合に、接続関係が複雑になることがあります。この場合、図.3のように、電源系統図を作成していれば、供給源から消費先への接続関係が明確化でき、便利です。

(図.3)電源系統図

図.4は、Lightning PIAで供給源とデバイスの消費電力を設定しているイメージです。

(図.4)供給源と消費電力の設定