Club-Z機能解説:Lightning編

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更新日 2016-01-20 | 作成日 2007-12-03

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図研ベテランSEによる
知って得する機能解説 -Lightning編-

2008.04.09

「バス等長配線、もう疲れ果てていませんか」

様々な設計ルールがある中、バス単位で配線長を等長にコントロールし、レポートを作成することは多大な時間と労力(気力)を費やしているかと思います。バス全ての配線長をものさし機能など手動で調べてエクセルに転記して確認、手計算をして追加する配線長を導き出し、配線を調整してから再度全ての配線長を調べてエクセルに転記をしてチェック・・・これらを繰り返しているうちに1日が過ぎ去ってしまうこともあるかと思います。

今回のClub-Zでは、「Lightning」の配線モジュールである「Physical Editor」を使ってバス等長配線を簡単に実現する方法をご紹介します。
(Lightning Realize、P.R.EditorのRev9.0以上で対応しております。)

「Lightning」では複雑な等長ルールを簡単に設定、管理することができ、等長ルールに基づいた配線形状を短時間で作成できます。
また「Lightning」は「CR-5000/Board Designer」のデータを元に伝送線路解析や等長配線を行うことができ、「Lightning」で等長に調整された配線形状は「CR-5000/Board Designer」に反映することができます。


【等長配線のためのルールの設定】
Lightningでのルール設定は「Constraint Manager」で行うことができます。等長配線を行うためには、①アコーディオン型やトロンボーン型、コーナー処理方法などの形状、②対象となる等長グループの作成、③トポロジ情報、の設定が必要になりますが、ルールの設定は1等長グループあたり1分程度で容易に行うことができます。
Lightning Realize、P.R.Editorをご購入のお客様で、実際にお試しになられる場合は、 設定方法の詳細に関してはこちらからご確認いただけます。 LinkIcon


【自動処理により等長制御】
何十本もの配線に対して1本1本配線長を調べては、短すぎる配線を迂回させて調整していませんか。Lightningの「Physical Editor」では設定された等長ルールに従って全ての配線の形状を自動で調整することで、等長設計の効率を大幅に向上することができます。この際、各種クリアランスも参照し、エラーとならないように配線形状を修正しますので、製造上のクリアランスエラーとなることもありません。