Products
図研ベテランSEによる
知って得する機能解説 -流用設計編-
2009.07.23
過去の設計データや、よく使用する回路ブロックなど、コピーして容易に再利用できないかと考えられたことはないでしょうか?
今回は、過去の回路・基板データ用い、新規設計時に容易に流用する方法についてご説明します。
「流用設計」では、品質が保たれた回路・基板データの整合を維持したまま容易に部品配置・配線を流用する事ができますので、品質を維持した設計、設計期間の短縮が図れます。
流用する回路ブロックを基板データとセットで準備し、流用するフローをご確認いただきます。
■事前準備 -流用する回路・基板データの準備をします -
- 流用元になる回路と基板データを、同じファイル名でそれぞれコピーします。
- 回路図上から不要な回路を削除します。
- フォワードアノテーションを実行します。
- BD配置配線ツールで、不要な配線パターンを削除します。
- 流用する基板が複数ある場合は、上記作業を同時に行います。
■回路図作成 - 回路図を新規作成し、事前準備で作成した回路をコピーします-
- 新規に回路図データを作成します。
- 流用元の回路図をオープンし、回路図を選択しコピーします。
【SD】新規シートに、コピーした回路図を貼り付けます。
【DG】メニューバーより、コピー後[編集]-[流用貼り付け]コマンドを実行しシート上に入力します。
回路図は回路ブロックとして登録し、回路ブロック入力より呼び出すこともできます。
その際は、ブロック回路図に流用元情報を設定しておきます。