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図研ベテランSEによる
知って得する機能解説 -BD Rev.13 人気機能編-
2011.09.29
皆さんは、CR-5000/Board DesignerのRev.13をもうお使いになっていますでしょうか?昨年リリース以来、おかげさまで、「便利になった」「速くなった」とご好評いただいています。
今回は、その中でもお客様から「この機能は良い!」と評判の高い機能を5つご紹介します。
◎データベース相互互換
- 取引先に依存せずに、最新機能を利用できます。
◎トランキング、レングセン
- バス線などを一緒に束ねて配線するトランキング機能や、 電気的なルールを守りながら自動的にミアンダ形状を発生させるレングセン機能をリリースしました。
◎選択ネットハイライトの向上
- 設計者の待ち時間を短縮します。
◎ファイルオープン時のエラーマーク指定
- 設計者の待ち時間を短縮します。
◎Zuken Global Support連携 (Q&A事例の検索)
- CR-5000/Board Designerのヘルプから直接Zuken Global Support WebのQ&A事例を参照できるようになりました。
■1 データベース相互互換
まずは、任意バージョンへのデータ変換です。
こちらは、従来より多くのお客様からいただいていた要望に対応しました。
今までは、「Rev13からRev11へ」など、「2リビジョン以上」ダウンする場合は、ひとつの環境で一度に行うことができませんでした。今回、Rev10, Rev11, Rev12, Rev13のデータを対象に、複数リビジョンをまたいだデータベースのバージョンアッップ、ダウンを一度の操作で行えるようにしております。
図1
本機能により、設計は最新リビジョンで行い、お取引先とのデータ受け渡しの際には、任意バージョンへデータ変換するといった運用を実現できます。
本機能の操作は、図2のとおりです。
図2
変換ツールは、CADファイルマネージャより起動できます。
起動したダイアログから、バージョンを指定することでご希望のバージョンに変換できます。また、フォルダを指定してのフォルダ内の一括変換も可能となっています。なお、従来のCADファイルマネージャや、バッチプログラムで行う「ファイルのバージョンアップ」「ダウン」の機能も、引き続きご使用いただけます。
本機能はRev12でもお使いいただけるようにしています。
Rev12用の本機能インストーラも「Rev13」のメディアに格納しています。