Club-特集：新生！デザインソリューション営業部

2010.04.26

2010年4月、図研のEDA営業部は「デザインソリューション営業部」に生まれ変わりました。
これまでと何が違うのか、どう変わっていくのか、新営業部長である大沢岳夫に聞きました。

―新生デザインソリューション営業部はどんな営業部ですか？

Club-Z読者の皆様、初めまして。デザインソリューション営業部の大沢です。
この新しいデザインソリューション営業部は、基本的に旧EDA営業部が母体になっていますが、そこに旧PLM営業部の一部の人たちが加わり、SE部門もそれに合わせて再編されました。これまでもEDA部門とPLM部門が共同でお客様に提案するというケースは増えていましたが、今回正式にひとつの部門で、それぞれのノウハウを持った人材が一緒に仕事をすることにより、お客様にとって、より価値の高いソリューションの企画と提供が可能になりました。

―今までのEDA営業部と何か変わるのでしょうか？

特にEDA部門は扱う製品が多く、ついつい私たちは、これらの「ツール」＝「お客様へのメニュー」と考えてしまいます。しかし、当然のことですが、お客様が求めていらっしゃるのは、ツールを導入することではなく、ツールを導入することにより得られる何らかのメリットです。

視野を広げて設計環境全体のプロセスを俯瞰することで、本当にお客様が求めるものは何かを見直し、それをメニュー化することで、より効果が高く、かつ即効性のあるご提案ができるようになると考えています。これを実現するためには、EDAとPLMのソリューションを総合的に考えていく必然性があったわけです。

ただ頭でわかっていてもこれまで必ずしも私たちが十分にできていたとは言えませんでした。その大きなひとつの理由はノウハウが二つの部門に分散していたことにあります。そこで人とソリューションを今回一気に融合させました。

これは、EDAとPLMの両方のソリューションをもつ図研だからこそできることだと考えております。既存の製品群を使ったメニューだけでなく、これからこの融合によって新しいソリューションが生まれていくことを期待していますので、お客様には是非アドバイスいただきたいと思っています。

私の好きな言葉に「多長根」というものがあります。これは、物事を「多面的に」「長期的に」そして「根本的に」見ることによって、物事の本質が見えてくる、という言葉なのですが、お客様の抱えている課題を「多面的に」「長期的に」そして「根本的に何が問題だったのか？」と考えていくことが重要だと考えています。

―ソリューションメニューのテーマを教えてもらえますか。

まずはキーワードとして、「コスト削減」を取り上げます。「コスト・リダクション」に関連したソリューションメニューをつくります。もちろんコスト・リダクションの形は一つではありません。お客様の状況・設計環境にあった、即効性のあるコストダウンメニューをご用意していきます。我々は、様々なツールとソリューションを持っていますので、いろいろな角度からそれぞれのお客様にもっとも効果のあるコスト・リダクションのご提案ができると考えています。

―設計会社や基板製造メーカーのお客様に対して、図研はどんな支援ができると考えていますか？

今回、設計会社や基板製造メーカーの皆さまの支援をミッションとした専任部隊を設置いたしました。電気設計領域に関する深い知識とこれらの業界に対する専門性に十分対応できるように、この営業所はベテラン揃いです。今までの経験と現状を打破する新しい発想力を持って、お客様の活性化のお手伝いを全力で行っていきたいと考えています。
先進的な取り組みをされている設計会社様の事例などをこのClub-Zで積極的にご紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

―最後に、新生DS営業部長としての抱負を聞かせてください。

お客様・日本の製造業、そして、すべてを含めた世の中の役に立つ営業部を目指します。
そのために我々ができることは、電気設計者の皆さまがよりよい製品開発を行うため、付加価値の高い製品作りをするための支援IT環境を提供することです。お客様の設計環境の整理整頓のお手伝いをし、より快適な設計環境の構築を実現し、設計者の皆様のクリエイティブな時間の創出に尽力したいと思います。

お客様にとってのベストソリューションの創出・提供を第一に、デザインソリューション営業部は進みます。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。