未登録部品の自動発生

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更新日 2016-01-20 | 作成日 2007-12-03

☑設計のお悩み解決します。

教えて!桃子先生☆

2013.10.31


ここは、CADのエキスパート桃子先生が、設計業務でお困りのお客様の問題をズバリ!解決する相談室。今日も何かにお困りのお客様が桃子先生の元にやってきたようです。。。


【case01】
もっと簡単に部品配置図を作りたいのですが、何か良い方法はありませんか?

(回路設計者:Y.Kさん)

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m_20131031_02.jpg普段、VisioやPowerpointで基板外形と部品形状を書いて、配置図を書いているのですが、ラフスケッチだし、部品1つ1つの図形作成も大変で・・・。おまけにラフな図だから、あとで縮尺が合わない!寸法も違う!!という問題も起きていまして・・・桃子先生!この状況なんとかなりませんかね?



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あらあら、相当困っていらっしゃいますね。でも新規部品を一つひとつVisioやPowerpointで描かなければならないのは大変ですよね。
では、Design Forceを使ってみたらいかがですか?Yさんのお悩みが一気に解決できますよ。


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えっ!?CADを使うんですか!?
でも、新規部品は結局ライブラリ登録しなくてはいけないので、かかる手間は同じような気がしますが・・・


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Design Forceには部品自動発生機能というとても便利な機能があるんです!
部品のタテ×ヨコのサイズとピン数、パッケージ種類を指定するだけで、ツールが自動的に部品を生成してくれるんですよ。これで部品作成の手間は省けますし、フロアプランもVisioやPower Pointのような操作感でできるのでオススメです。後でCADで書き直す必要もなくなりますしね。とても簡単なので、こちらの機能について少し詳しくご説明しますね。



えぇっ!?部品が自動的に発生する機能??



■新規部品を一つ一つ書く必要はありません!部品ライブラリに未登録の部品を自動発生する
Design Forceでは部品ライブラリに全ての部品が登録されていない場合であっても、部品を自動発生するモードにより、基板設計をスタートすることができます。
ネットリストに記述された部品が、参照しているCDB部品ライブラリに存在しない場合、新規基板生成ダイアログで、部品サイズ(形状種別・縦/直径・横・高さ)を指定することで、フットプリント形状を自動発生させることができます。

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■自動発生部品でもフロアプランが可能です
自動発生された部品にはシルクなどはありませんが、ネットリストに記述された端子数を持ち、新規基板生成ダイアログで指定された部品サイズでフットプリント形状が自動生成されるため、通常の部品と同様に部品クリアランス・部品高さもオンラインDRCを参照した部品配置を行い、配線入力も可能です。
回路からのクロスプローブを併用することで、部品表イメージのコンポーネントブラウザも参照しながら回路図から主要部品のフロアプランを進めることができます。

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■自動発生部品は後から簡単に確認できます
設計中の基板に存在する自動発生部品については「基板情報参照」より確認することができます。
Design Force上での部品検索は「部品セレクタ―」が便利です。リファレンスフィルターなどのフィルターボックスは、インクリメンタルサーチにより、1文字入力するごとに該当する候補の絞り込みを行い、ストレスなくオブジェクト検索が行えます。

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■正式部品への反映
部品ライブラリの登録完了後は、フォワードアノテーションにより、自動発生部品の配置座標を保持した状態で、正式部品への反映が可能です。
また、「基板情報参照」では、自動発生部品がなくなっていることを確認できます。

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部品ライブラリに未登録の部品を自動発生させる「部品自動発生機能」はいかがでしたか?このような機能を実際に操作体験できるセミナー「CR-8000/Design Forceエクスペリエンス」も随時開催していますので、ご興味ある方は、お気軽にご参加下さい。詳細はこちらからどうぞ。LinkIcon

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★桃子先生プロフィール★
図研のセールスエンジニア
体験型セミナー【CR-8000エクスペリエンス】では講師も務める。
好き:探偵ナイトスクープ
嫌い:あんこ

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