Club-Z劇場
ときは、2007年4月。プリント基板の設計データを、3Dの中間フォーマットを介して、メカCADに取り込むという運用が初めて適用されたモデルでの3D検証会が、流石電気にて行われていた。これまでと違い、設計変更情報がエレキ・メカの両部門でデータ連携されるため、一様の効果が出そうだと、参加者は手ごたえを感じていた。
検証会が終わろうとしていたときに、会議室に入ってきた技術管理課の狭間(ハザマ・元回路設計者)は、CADの中にある電解コンデンサの3Dモデルから話しかけられるという、超常現象を体験する。どうやら周りの人間にはその声が聞こえていないらしい。その3Dモデルは、必死に何かを訴えているようなのだが・・・。
(狭間) 「(なんなんだ、あのコンデンサ。しゃべりかけてきやがる。あんなデータに変換しちゃったのか、俺?いやいや、そんなことあり得ない。つーか、まだこっち見てるよっ!!)」
サッスガ!部品ちゃん
【第2話】 ~本当の私を見て!~
2009.09.30
人物相関図
(細川) 「では、今日の検証会は、これでよろしいでしょうか。早速、設計変更の段取り付けてきます。」 (狭間) 「
ぅわ~~っ!!
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