入社3年目 ミホの挑戦

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更新日 2016-01-20 | 作成日 2007-12-03

Club-Z劇場

入社3年目 基板設計者 ミホの挑戦

【第1話】高速デジタル基板設計 ~IBISモデルって何なのよ~

監修:図研ハイスピード・ソリューションセンター

2009.04.23

人物相関図
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drama_20090423_2.JPGまごころエンジニアリング 設計部。この部署は主に基板設計をメイン業務とするアートワーク専門部隊が所属している。 ここに入社3年目にして基板1枚の設計を1人で仕上げることのできる有能な設計者 吉田ミホ(23才)が働いている。

彼女の担当する仕事内容は、
  『取引先との基板仕様確認』
  『作業スケジュール調整』
  『基板設計』
  『検図・納品』 だ。

案件によっては長期のもので3ヶ月、短期では数週間といったものもある。年間の設計本数は6,7本程度。
この日も新規設計案件があり、取引先回路設計者と設計部長が事前の打合せをしている席に呼び出された。



(まごころエンジニアリング  会議室)  コン、コン。


ミホ 「失礼します。」
部長 「今回の基板設計を担当しますエンジニアの吉田です。」
ミホ 「はじめまして、まごころエンジニアリング 設計部の吉田ミホと申します。」
鳴宮 「はじめまして、弁天堂 開発部の鳴宮と申します。部長さんからは、若くてがんばり屋でとても優秀だと聞いていますよ。期待していますので、よろしくお願いしますね。」

ミホ (うわぁ、スーツがビシッと決まって、カッコイイ☆)「は、はいっ、がんばります!」

鳴宮 「それで、今回の基板なのですが、高速画像処理部は一番注意して設計して頂きたい箇所です。
とくにこのメモリーインタフェイスの信号ラインは、前回の試作の際に誤動作のトラブルがあって、苦労しました。 今回は前回よりさらに高速なメモリを使っているので十分にSIを注意して設計を進めたいです。いかがでしょうか。」

部長 「お任せください。我々はSIやEMCをケアした設計に自信を持っております。必ずやご期待に添えるかと思っております。」

鳴宮 「それは心強い。それでは、来週早々にレイアウトデータをお渡ししますので、それで配線設計をお願いします。一緒にIBISモデルも添付しておきますので、SIシミュレーションをして波形結果も提出してくださいね。」

ミホ (え? あいびす ? えすあいしみゅれーしょん ??)

部長 「分かりました、お任せください!」

ミホ (えぇっ、部長、即答で引き受けちゃったよ)


・・こうして会議は無事(?)終了した・・・